骨髄バンクにて骨髄提供をしました!

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今年の某月、骨髄ドナーに選定され、骨髄提供をしてきました!

骨髄提供をしてから、月日が経ちました。

患者さんとドナーはお互いがわからないよう、ブログやSNS等で日時や場所がわかるコメントはしてはいけないことになっている為、あえて提供した日時等は伏せています。

このブログは骨髄バンクの登録に興味がある方に読んで頂けたらと思います。

骨髄バンクに登録したきっかけ

ラジオで骨髄移植をした方のエピソードを聞いたことがきっかけです。

私と同じようにフリーランスのお仕事をされている方がお話されていたので、まとまった休みがとりやすいことで自分にも出来そうだと思いました。

骨髄バンク登録~提供までの流れ

献血ルームで献血の際に登録できるので、登録しました!

普段から定期的に献血をしているので、献血ついでにサクッと登録!

家族の同意を確認した上で、同意書に記入します。

献血と一緒に出来たのでとても簡単でした。

一般的には下記の流れになっています。

骨髄バンク登録方法

まずはドナー登録のパンフレット「チャンス」を読み(WEBもあります)、骨髄提供の内容を理解し、年齢や、健康状態が良いこと等の条件が合っているかを確認。

登録申込書に必要事項を記載し、郵送、もしくは持参して登録会場(献血ルームや保健所等)へ。

または、全国各地で登録会が開催されているので登録会へ。

登録会場にて説明を受け、2mlの採血をする。

適合されるのを待つ。

骨髄バンクに登録してから、適合通知が来るまで

登録後は、日本骨髄バンクから患者さんとHLA(白血球)型の適合の連絡を待つのみです。

登録してから適合されるまでの期間は、個人差があるようです。

登録した4~5年後に通知が来るケースや、適合せずに満55歳の誕生日が来てドナー登録抹消というケースも多いそうです。

そんな中、私は登録してから2カ月というスピードで適合通知が来ました(早っ)!

適合してから、移植まで

私の場合は

①適合通知が来る

②面談・確認検査(採血)

③選定

④最終同意(家族同席)

⑤健康診断

⑥自己血採取×2回

⑦骨髄採取(入院3泊4日)

⑧術後健診

という流れでした。

説明を受け、家族と同意書を書いたり健康診断をしたり

適合通知が来てからは、コーディネーターさん(説明や、病院との連絡等の調整をして下さる方)から骨髄移植の詳しい説明を受けたり健康診断をしたり等、何度か病院へ通います。

※私は骨髄採取の入院(3泊4日)の他に術後健診も含め6回程病院へ通いました。

適合してから、私の場合は妻と1度一緒に病院へ行き、コーディネーターさんとお医者さんから詳しい説明を受け、立会人の元、同意書にサインをしました。

説明の中では「骨髄採取後の注意」や「骨髄採取後は腰等が痛む場合があること(骨髄を骨盤骨から採取する為)」等、今まで実際にあった症例等も詳しくおしえて下さりました。

妻は少し不安もありましたが、説明を聞き最終的に私の意見を尊重してくれてその場で同意してくれました。

私は、不安な気持ちよりも未知の体験を楽しむ気持ちでサインさせてもらいました!

自己血を採取

骨髄を採取する際に血液が失われるので、それを補うため自分の血液を輸血用に入院前に採取します。

自己血と言い、200~400mlを2回採取します。

1回目の採血後は鉄剤をもらい、2回目と骨髄採取に向けて血を増やします。

1回目の約2週間後に、2回目の採取をします。

この2週間という間隔は、献血をする時の間隔よりも短いので2回目の採取後は少~しフラッとするような感じがありました。

でも大したことはありませんでしたが!

いよいよ入院!

ありがたいことに、人生初の入院です!

子どもの付き添い入院という経験はありますが、こんな形で自分が入院するとは思ってもみませんでした。

入院1日目(採取前日)

前日から、思ったよりも身体が少し緊張しています!

最終の健康チェックと、説明があります。

翌日は朝に骨髄採取をしたら、夕飯まで何も食べられないみたいです。。。

1番の感想は、暇!でした。

本来は許可があれば外出可能なところ、コロナ禍なので外出もできない為、病室にパソコンを持ち込み仕事等の連絡作業をしたりAmazonプライムで動画を見たりして過ごしました!(重要:私の入院した病院内にはWi-Fiがありました

入院2日目(いよいよ骨髄採取!!)

朝9時頃、担架に乗って運ばれました!

腕の点滴から麻酔を入れ全身麻酔をされます。

そして・・・・・・・・・・・・・・・

夢の中で太鼓を叩いていて、「高木さん」と呼ばれ、起きると、採取は終わっていました!

あっと言う間!!

実際に採取にかかった時間は約2時間位ですが、全身麻酔ですぐに寝てしまい、採取中の記憶は全くありません。

体調の変化は、頭が少しボーッとするのと、骨髄を採取された骨盤骨を触ると少し痛みがありました。

思っていたよりは痛くなかったです。

あとは全身麻酔の際に呼吸も止まってしまう為、口から酸素の管を入れられるので、すこし喉がイガイガするような違和感が残っている位でした。

入院3日目

点滴をずっとつけていないといけないのが結構大変でした。

患者さんを担当している看護師さんから、涙目で「ありがとうございます」と言われたのが印象的でした。

採取した骨髄は一般的に即日に移植をされるそうですが移植の経過は、お知らせされないことになっています。

「移植がうまくいったのかな」と、思いました。

この日も何もすることがないので、入院中、Amazonプライムでアニメ「進撃の巨人」を全て見ました!

入院中の持ち物でおススメなもの

・パソコン(スマホで十分な方は不要)

Amazonプライムは月額500円で映画・ドラマ等が見放題なので入院中は助かりました!

Amazonプライム・ビデオ

動画も良いですが、聴く読書というのも良さそうです(30日間無料)!↓

・イヤホン

・院内にWi-Fiがあるかをチェック!なければポケット型Wi-Fiがあると便利

・捕食(病院にもよりますが、私の場合、病院食だけでは足りませんでした。。院内コンビニもありますが、術後は動けない時間帯もあります。

入院4日目(退院日)

いよいよ家へ帰れます!

早く退院したいのに、病院の都合で退院の時間が決まっているので時間まで待つのがツラかったです(笑)。

退院してからのこと

身体は変わりなく、いつも通り健康で元気に過ごしています。

数か月後、患者さんから、骨髄バンクを通して感謝のお手紙を頂きました。

無事に成功したみたいで良かったです!!

そのまた数か月後には、郵送にて感謝状を厚生労働大臣から送られてきました!

感謝状なんて人生初です!

最後に(ドナー助成金等について)

ドナー登録をしてから病院へ何度か通ったり入院もしますが、交通費や入院にかかる費用は全て出して頂けます。

また、各自治体・団体にドナー支援金があります。

私の自治体では通院・入院1日につき2万円の助成がありました(7日が上限)。

ボランティアのつもりでしたが、お休みの保証もして頂けてありがたかったです。

また、保険会社でもドナー支援がある場合もあるので、保険を選ぶ基準の一つにしても良いのかなと思いました。

身体の心配や、企業にお勤めの方はお休み調整等大変なところもありますが、出来る方は是非、登録して頂ければと思います。(移植を待っている患者さんが沢山いらっしゃるので

最後に、今回の骨髄提供にあたり最初から最後まで検査の間もコーディネーターさんが丁寧について下さり、安心して骨髄提供ができました。

本当にありがとうございました。

コメント

  1. sho より:

    まさおさんこんにちは
    私は骨髄バンクのドナー登録をしようか迷っている者です。
    経験者さんのブログないかな〜と思い探しており こちらのブログに来ました。
    詳しくわかりやすく面白く説明されていて読んでいて楽しかったです。特に 登録後二ヶ月で適合通知が来たというところは私も「はやっ」と声が出てしまいました。色々スゴイ時代ですね。

    もう少し 自分なりに情報を集めてからどうするか決める予定ですが こちらのブログでたくさん ためになる情報を得ることができましたので コメント欄からお礼の言葉を送らせていただきます。
    貴重な体験談、ありがとうございました^_^

    • masao より:

      sho様

      コメントありがとうございます。とても嬉しいです!(^^)!
      骨髄バンクに関する体験談や情報はたくさんあると思いますが、少しでもお役に立てたようで幸いです。
      こちらこそ、励みになるお言葉をありがとうございました。

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